日本ハムの清宮幸太郎内野手(20)が27日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、サインしたことが分かった。金額については明かさなかったものの、今季の推定年俸1800万円からアップしたことは認めた。

 清宮は「(今季は)本当になかなかチームに貢献できてないですし、ケガで出遅れもありましたし、このような評価はうれしいと思います」と、かすかな笑みも見せた。今季は昨年を上回る81試合に出場し、4番の大役を務めた試合もあったが、ケガに悩んだ一年でもあった。現在も、10月に受けた右肘関節形成術の影響でリハビリ中。春季キャンプに復帰できるようケアに励んでいる。「(今季は)悔しいのひと言かなと思っています。まず春のキャンプをフルで100パーセントで過ごすところが最初のところかな、と思いますし、ケガをしないような体づくりができればと思います」と健康体を手に入れることを誓った。

 目指すはチームの優勝だ。「チームを引っ張る存在でありたいなと思いますし、清宮なくして優勝なかったと言ってもらえるような活躍ができればと思います」。“清宮節”で堂々と活躍を宣言した清宮に、さらなる期待がかかる。