【NPBアワーズ】ツバメの主砲がプロ野球史上初の快挙を達成だ。高卒2年以内では歴代最多タイの36本塁打、最多の96打点を挙げたヤクルトの村上宗隆内野手(19)がセ・リーグの新人王を受賞。高卒2年目の野手としては両リーグ通じて初の選出となった。

 ヤクルトでは2013年の小川泰弘以来、野手に限れば05年の青木宣親以来の栄誉。村上は「新人王を受賞したということで来年に向けて、すごく気が引き締まる思いと素直にうれしい気持ちが重なっています」と満面の笑みを浮かべた。

 ルーキーイヤーの昨季はわずか6試合で打率8分3厘、1本塁打、2打点に終わったが、今季は一転して143試合フル出場。25試合で4番の重責を務めた。

 打率こそ2割3分1厘ながら本塁打、打点はともにリーグ3位の数字を叩き出す大ブレーク。今季を振り返り「143試合をケガなく出させていただいた。出れたということは一番自信になる」とうなずくと「その結果もすべて監督、コーチ、先輩方の皆さまの支えがあったからこそできたことだと思います」と感謝の言葉を口にした。