パMVP・森 母校の恩師も驚く“覚醒”ぶり

2019年11月27日 16時30分

坂本勇と喜びを分かち合う森(右)

【NPBアワーズ】西武・森友哉捕手(24)が6年目でうれしいパ・リーグMVPに輝いた。

 実質、正捕手2年目で135試合に出場し打率3割2分9厘、23本塁打、105打点で初の首位打者を獲得。捕手による首位打者は1965年の野村克也(南海=打率3割2分)、1991年の古田敦也(ヤクルト=打率3割4分)、2012年の阿部慎之助(巨人=打率3割4分)以来、史上4人目の快挙となった。森は「今年は2連覇できたんですけど、日本一にはなれなかった。来年は日本一を目指して頑張りたい」と受賞の喜びを語った。

 課題の多い守備と得意な打撃への向き合い方を常々「もう割り切りですよ。守備は守備、打撃は打撃。2つの違うスポーツと思いながらやっている」と語るものの、実際は守備の悩みが深い。

 8月4日のオリックス戦(京セラ)で負傷離脱した“球界の兄”岡田雅利捕手(30)の離脱後はリードを日々反省。課題を毎日のように岡田に電話相談し、ヒントを授かり愚痴を聞いてもらっては必死にその解決の糸口を探った。

 また、自らの決勝パスボールもありソフトバンクに2年連続下克上を許したCSファイナル後には母校・大阪桐蔭を電撃訪問し、西谷監督と野球談議。CSでの反省話を軸に白熱の捕手論を恩師にぶつけ「森があんなに野球の話をしてくれたのは初めて。1年間、キャッチャーとして勝負させてくれた西武さんに感謝したい」と西谷監督が目を丸くするほどだったという。

「捕手として成長できているのかどうか分からないけど課題は多い。2連覇はできましたけど日本一の目標には届かなかった。まずはリーグを3連覇して日本一を達成したい」と力強く、さらなる成長を誓った。