矢野阪神に使命 ベストナインも侍選出も0人…真のレギュラー育成を

2019年11月26日 16時30分

来季は真価が問われる矢野監督

 25日、阪神は4年連続でベストナイン選出0人という厳しい結果を突きつけられた。今年の球宴でファン投票、選手間投票ともにトップだった梅野隆太郎捕手(28)の選出に期待が集まったが、広島・会沢に45票及ばず落選。先のプレミア12でも侍ジャパンへの招集はなく、谷本球団本部長も「ウチには侍に選ばれた選手もいませんからね」と肩を落とした。

 あまりにも寂しい現実に、ある球団OBは「そもそも阪神には明確なレギュラー選手が少ない。強いチームは必ずメンバーが固定されている。結局のところ、阪神はここ数年で明確なレギュラーを梅野以外は育てられなかった。その結果が今の状況を招いている」とした上で「矢野監督にとっても就任2年目の来季は勝負の年になる。来季は中途半端なことをせず、春の競争を勝ち抜いた選手を1年通して使い続けてほしい」と注文をつけた。

 人気球団だけに結果をコンスタントに出さなければ“外圧”も激しくなるが、それに屈していてはいつまでも同じことを繰り返すだけ。別の球団OBも「2016年には高山が新人王に輝き、その翌年には中谷が20本塁打をマークする活躍を見せたが、どちらも外野のレギュラーを確保するまでには至らなかった。そろそろこういう負の流れを止めてほしい」と訴える。

 今季は最後の最後で3位に滑り込んだが、猛虎再建への道はまだ半ば。来季こそチームを背負って立つ真のレギュラーの登場が待たれる。