ヤクルトからドラフト1位指名された奥川恭伸投手(18=星稜)が25日、金沢市内のホテルで仮契約を結んだ。契約金1億円、年俸1600万円、出来高5000万円の最高条件でサイン。背番号は11に決まった。

 契約を終え、会見に臨んだ奥川は「まだ実感はあまり湧いていない。これからプロに入るまでの期間をしっかりやって、いい状態で入れるよう頑張っていきたい」と意気込みを語った。

 球団の高卒ルーキーでは2007年の由規以来となる最高条件で、ルール改正により最高額での契約については「それだけ、これから頑張っていかないといけないということ」ときっぱり。「11」という背番号についても「偉大な先輩方がつけてきた番号。期待されているのはありがたいことですが、同時にそれだけの責任がある。それに恥じないように活躍したい」と引き締まった表情で話し「ピッチャーとして一番評価されるタイトル、それをひとつの目標にしてやっていきたい」と将来的な沢村賞獲得も視野に入れた。