西武の辻発彦監督(61)、中村剛也内野手(36)、平井克典投手(27)が25日、都内で行われたトークイベントに参加。辻監督はドラフト前日の10月16日夜に倒れ、救急搬送されていた事実を明かした。

 イベントの主催者が本拠地の命名権を取得しているメットライフ生命ということもあり、司会者は「老後を変える。ご自身が何歳まで生きたいか」と質問。辻監督は「2人はまだ20代、30代だからいい。僕はもう61ですからね。実は僕、ドラフトの前の夜、倒れたんですよね、貧血で。人生で初めて、ファーッとなって。ドラフト前日に救急車ですよ!」と知られざる裏話を明かし、会場に集まった同生命会社の社員らを心配させた。

 すぐに回復し、球団が呼んだ救急車には自ら歩いて乗り込んだということだが「そういうことがあると人間、やばいなと思う。一年間の疲れがドッと出たのかなと。貧血にならないようにレバーやホウレンソウをいっぱい食べようかなと思いますけど…」と笑いを誘った。

 驚いた様子の司会者が「では何歳まで(生きたい)というより…」とつなぐと「はい、着実に。一歩ずつ地に足を着けて生きていきたい」と語り、さらに会場の笑いを誘ってみせた。