阪神・藤浪 昌コーチ効果不発でも「来年の春までは温かい目で」の声

2019年11月18日 16時30分

 阪神・藤浪晋太郎投手(25)が復活に向けて一進一退を続けている。17日は高知・安芸キャンプで行われた紅白戦に登板。2つの四球を出すなど乱調気味で2回2四球3失点を喫した。臨時コーチを務める山本昌氏の教えを生かして上から叩くイメージで投球したが、結果にはつながらず「なかなか簡単には思った通りにいかないなと感じた。いいボールもあるのでその確率を高めていかないといけない」と反省を口にした。

 ただ、そんな藤浪に対してチーム内からは「長い目で見て!」との大合唱だ。「山本昌さんから指導を受けてまだ2週間。それですべてがうまくいったら何年間も苦労することはない。それは藤浪本人もよく分かっている。少なくとも来年の春までは温かい目で見守ってほしい」(チーム関係者)。この日の試合でもスタンドに詰めかけた虎党は右腕に熱視線。他の選手の活躍以上に藤浪が四球を出すと場内が大きなため息に包まれるなど、改めて注目度の高さをうかがわせたが、あくまで発展途上の状況とあって今は“甘め裁定”でお願いしたいという。

 復活を願うがゆえに女房役の梅野が「良くなっているとは思えない」と辛口採点を突きつけたが、この日の矢野監督は「一気に階段を上れればいいんだけど、そうはなかなかいかない。練習ではできる確率は上がってきているので実戦でそれをどう増やしていけるか」と一定の評価を下した。

 ただ、裏を返せば来春のキャンプやオープン戦でも変わり身がなければさらに立場が危うくなるのは必至。完全復活を目指す藤浪にとって、今年のオフは今後を左右する大事な期間になるかもしれない。