川藤氏 “昌効果”続出の阪神に警鐘

2019年11月15日 07時00分

 阪神秋季キャンプ(高知・安芸)は14日から最終クールに突入。今キャンプの目玉でもあった山本昌臨時投手コーチの指導の下、若手投手陣はメキメキと飛躍のきっかけをつかみつつあるが、この日キャンプ地・安芸を訪れた同球団の川藤幸三OB会長(70)はそんな状況に敢えて警鐘を鳴らした。

「お前ら(報道陣)は昌効果、昌効果と散々書き立てているが、選手によって合うコーチ、合わないコーチは必ずいる。たとえ現役時代に大きな実績を残したコーチだとしても、それは変わらない。選手一人ひとりは、その教えを消化して、時に取捨選択をしなければならない。その程度のこともできなければ一人前には決してなれない。時に“歯向かう”ということも本人にとっては大きな財産になる」

 分かりやすく選手個人個人に寄り添った山本氏の指導は各方面で好評を博し、阪神の谷本球団本部長も来年の一軍春季キャンプ(沖縄・宜野座)への山本氏再招聘の意向を明かしている。しかし川藤氏はこんな状況だからこそ“盲従”“盲信”の危険性を主張する。

 就任以来、選手の「自主性」の大切さを矢野監督も再三説いてきたが、川藤氏の主張する「歯向かう勇気」もまた、自主性の大切な側面なのかもしれない。