中日契約更改で“脱オレ流” 査定通りやるだけ

2019年11月13日 16時30分

祖父江大輔投手

 中日の“脱オレ流”が選手の給料にまで及んできたようだ。12日にナゴヤ球場で行われた契約更改交渉では祖父江大輔投手(32)が40分以上に及んだ話し合いの末、今年の保留第1号になった。

 44試合に登板し、3勝4敗1セーブ、防御率3・11の祖父江は今季年俸2900万円(推定)からのダウン提示に納得できず“会見拒否”。交渉した加藤球団代表は「考え方に差があった」とした上で「彼はここ3年ぐらいの継続的な登板数を評価してほしいということだった。残念ながら、それを来年の年俸に反映させる査定ポイントはない。それを評価してほしければ早くFAを取ってくださいというのがこっちの主張」と説明した。

 中日では落合博満氏が監督として指揮を執った2004~11年、GMを務めた13年オフ~17年1月までの期間は、ナインの間で年俸に“落合査定”なるものがあるとまことしやかにささやかれていた。厳冬更改が基本線ながら選手によっては予想を上回る大幅アップもあり、球団内でも「落合GMが査定無視の独断でやっている」の声が上がっていたほどだ。

 しかし、今年からフロントの一員となった加藤代表は「昔のことは知らないが、査定通りにやるだけ。その数字を触るときはそれなりの理由が要る。心情的な部分は多少入るが、それだけで大きく変わったら『この数字は何なの?』という話になる。査定を無視したら何のため担当者が1年間やっているんだということになる」と主張。落合政権下とは契約更改が様変わりすることになる。

 先月には前監督で落合監督時代に投手コーチやヘッドコーチなどを務めた森繁和シニアディレクターが退団したばかり。7年連続Bクラスの中日はグラウンド内外で大きく変わろうとしている。