阪神・藤浪“昌効果”で直球の回転数大幅アップ

2019年11月12日 11時00分

 阪神・藤浪晋太郎投手(25)が11日、今回の安芸秋季キャンプで初めてトラックマンを使って直球の回転数をチェック。山本昌臨時投手コーチの指導の下、フォーム改造に取り組んできた結果が、数値上でも証明された。

 矢野監督、山本昌氏らが見守る中、藤浪がマークしたrpm(1分間あたりのボール回転数)の最高値は「2128」。藤浪の今季のアベレージ「1800」をはるかに上回る数値だ。

 秋季キャンプを通じて取り組んできた「手首を立てた投球フォーム」「リリースの位置の改善」の効果が目に見える数値となって表れただけに、山本昌氏は「抜けるボールもひっかかるボールもほぼない。あとは実戦でつめていければ」と手応えを語った。

 守護神・藤川の全盛期のrpmは2700。米大リーグにはそれ以上の数値をマークしている投手がズラリと並んでいる。計測を担当した金村投手コーチは「(藤浪は)あれだけの球速の選手なのに、これまでは明らかに回転数が少なかった。昌さんの指導がいい効果となって出てきている。回転数自体を求めているわけでは決してないが、より良い投球フォームとリリースの位置を求めてきた結果、このような数値が出てきたことは良かった」と喜んだ。

 ここ数年は制球難に悩まされ、結果を残せずにいた藤浪は、山本昌氏の指導を「すごく勉強になる。チャンスなのでいろいろ聞いて来年以降に生かせるようにしたい」と積極的に学んできた。その成果が出てきたのだから、期待は高まる。

 キャンプ最終クールでは紅白戦への出場も検討されている。今度こそ“秋の収穫”を自らの手中に収めることができるか注目だ。