阪神のドラフト1位・西純矢投手(18=創志学園)と2位・井上広大外野手(18=履正社)が9日、高知・安芸の秋季キャンプを見学。先輩たちの練習風景を目の当たりにし、気持ちを新たにした。

 ブルペンでは臨時コーチとして阪神投手陣を指導中の山本昌氏と対面。「カメラは追いかけてくるだろうけど、抜くところは抜いて、絶対に無理をしないように」と激励の言葉を受けた。

 そんな2人が「最も印象に残った」と声を揃えたのが“昌塾”で復活を目指す藤浪の剛速球だ。

 藤浪のようにプロ1年目からの先発ローテ入りを狙う西純は「すごい威力があって、めちゃくちゃ速いなと思いました。(ロッテ1位の)佐々木も球速が速いですけど、キレの部分に関しては藤浪さんのほうがすごいなと思いました」。井上も「高校生とは全然キレも違いました。レベルが違う」と舌を巻いた。

「高校生だと“やらされる練習”になってしまいますが、自主性が大事になってくるプロの練習は、一人ひとりの意識が高いなと思いました」と刺激を受けた西純らは10日の練習も見学予定。矢野監督は「2人とも体が大きいけど、井上はちょっと太ってるかな(笑い)。これからプロの体になってくれれば」と金の卵たちの成長を願った。