オリックス 補強&育成方針を広島流にシフト

2019年11月07日 16時30分

長らく低迷状態が続くオリックス

 オリックスが若手中心で“常勝軍団”を目指す。今オフは早々にFA戦線から不参加を表明したばかりか、ドラフトも5人中3人が高校生。さらに育成枠を8人も獲得するなど育成を念頭に置いた動きを見せた。

 新任の森川球団本部長は「立派な設備があるんだから合宿所からいい選手を育てる。今年は一軍を経験した若手も多いので来季が期待できる」と鼻息が荒く、別のフロント関係者も「完全に育成の方針になったということ。来年どうこうよりも3年後、5年後を見据えている。それまでは外国人に頼ってしのいでいくしかないですよ」と話すほどだ。

 モヤ、ロメロを超える最強助っ人探しは急務とはいえ、基本的には自前モードに突入だ。オリックスは優勝したソフトバンクを勝ち星で上回った2014年オフに大補強を敢行。中島(巨人)、ブランコ、小谷野(オリックス二軍コーチ)、バリントンを獲得したほか、金子(日本ハム)と平野(ダイヤモンドバックス)と大型の複数年契約を結ぶなど約20億円をかけて頂点を狙った。しかし、期待の新戦力は思うように機能せず、森脇監督が6月に休養するなど結果は5位。その時の教訓から補強には慎重になり、ドラフトも即戦力を中心に獲得している。

 あるコーチは「自前で広島みたいなチームをつくらないといけない。まず補強ありきではない」と張り切るが、球団内には「今はそういう周期なのだろう」の声も…。23年間も優勝から見放されるなど長らく迷走状態が続くオリックス。育成が結実するか。