中日・福田 来季フルイニング出場へ牙を研ぐ

2019年11月06日 16時30分

来季フルイニング出場に意気込む福田

“もう一人の福田”も刺激になっているのかもしれない。中日・福田永将内野手(31)が来季のフルイニング出場に向けて牙を研いでいる。

 昨季は自己最多の133試合に出場しながら、今季は2度の二軍落ちを経験。105試合の出場にとどまった。レギュラーに近いのは今季62試合で守った左翼だが「そこだけでなく一塁もあるし、三塁も。全部のポジションで隙があればレギュラーを取ってやろうという気持ちでやっている」と鼻息も荒い。

 ナゴヤ球場での自主トレでは下半身を鍛えるため例年の2倍以上のウエートトレを敢行。「守備のレベルが上がったところで僕はずっと出られないと思う。打たなくては出られない。打球を飛ばすとか飛ばさないとかじゃなくて、シーズンに入ったらバランスが崩れて毎試合ごとに体の状態が違うので、やっぱりバランスを維持するために下半身のトレーニングは大事」との考えからだ。

 さらなる発奮材料もできた。ソフトバンクからFA宣言した福田秀平外野手(30)の獲得に向けて中日が動いていることだ。「地元が一緒の(横浜市)青葉区で、小学校のときに同じ少年野球のリーグで対戦もした。体は小さかったけど普通に野球がうまくて、めちゃくちゃ気持ちが強くて負けず嫌いで有名だった。それから疎遠になったけど、同じ高卒でも向こうは(2006年)ドラフト1位で新聞に名前が出ていて『あの秀平か』とびっくりした」

 チームメートとなれば外野争いでライバルとなるが、福田は「それは毎年、一緒。外野手だけじゃなく内野手だって。外国人だってみんないっぱいいる。誰に対しても負けるつもりはないです」と意気込む。

 今季は自己最多タイの18本塁打を放ち、9月には13年目で初の月間MVPにも輝いた。「自分が納得する形で打てれば、ずっと試合には出られると思う。調子の波をなくしたい」。生え抜きの和製大砲は静かに闘志を燃やしている。