西武は5日、秋山翔吾外野手(31)が今季プロ野球人の社会貢献活動を表彰する「第21回ゴールデンスピリット賞」を受賞したことを発表した。

 秋山は小学校6年時に父親を病気で亡くしていることなどから、2015年から西武の主催試合にひとり親家庭の親子を招待する活動などを継続してきた。

 今回の受賞を受けて秋山は「この度はこのような賞を頂けること、大変うれしく思います。『ひとり親家庭の親子との交流会』は、自分と同じ境遇のひとり親家庭の方々に親子の時間をつくり、その時間を親子で一緒に共有してもらえたらと思ってスタートしました。この活動に携わってくださった皆さんに感謝をしたいです」とコメントを出した。

 また10月31日の侍強化試合・カナダ戦(那覇)で死球を受け右足薬指を骨折し、日本代表を離脱した秋山は4日から西武の室内練習場に姿を見せ、患部に包帯を巻きサンダル履きのまま体幹トレーニングなどを行った。

 今オフは取得した海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す秋山だが今後に向けては「この先のことは分かりません」とだけ語り足早に施設を後にした。