中日 マルティネス流出阻止に与田監督が“交渉人”に

2019年11月05日 16時30分

笠原(右)に指導する与田監督

 就任2年目となる来季の巻き返しを期す中日・与田剛監督(53)が活発に動き回っている。4日は沖縄秋季キャンプで指揮を執ったが、5日から渡韓し「プレミア12」1次ラウンドC組(韓国、キューバ、オーストラリア、カナダ)の試合を視察。9日に帰国し、再びキャンプに合流予定だ。

 指揮官は「韓国もキューバもそうだし、いろんなチームが集まるので、しっかり見られるところは見ていろんなことを参考にしていこうと思う」と視察の意図を説明。自ら編成担当役を買って出て外国人補強などを進めるつもりでいる。

 しかし、一番の狙いは残留要請している来日3年目右腕R・マルティネス投手(23)の流出阻止だとチーム内ではもっぱら。秋季キャンプは10月30日にスタートしたが、与田監督は2日遅れて合流。理由は先月30日に東京都内で開催されたカルロス・ペレイラ駐日キューバ大使の送別パーティーに矢野球団社長、加藤球団代表とともに出席したためだ。

 チーム関係者は「ロドリゲスの流出が危機的な状況だけにマルティネスまで抜けると救援陣は崩壊状態になってしまう。与田監督はキャンプインやキャンプ途中に抜けてでも、何とかマルティネスにだけは残ってもらおうと必死で大使にロビー活動をしたり、韓国で直接本人と会って説得しようとしているのでは」と推察する。

 今季のR・マルティネスは守護神も務めて43試合で1勝4敗、防御率2・66、8セーブ、14ホールドの好成績を残した。最優秀中継ぎのタイトルを獲得した2年目左腕ロドリゲスはメジャーを含め巨人などが関心を持っているとされ、マネーゲームをしない中日への残留は絶望的とみられている。与田監督が“交渉人”として、どんな手腕を発揮するかも注目だ。