清原監督のトライアウトに期待と不安の声

2019年11月02日 16時30分

清原和博氏

 西武や巨人などでプレーした清原和博氏(52)が監督を務めることで話題を呼んでいるトライアウト「WorldTryout2019」(30日=神宮球場)に、プロ野球の現場からは様々な声が噴出している。このトライアウトはNPB開催によるものとは別で、NPB球団から戦力外となった選手のほかにも、アマチュア選手や米マイナーリーガーも対象。日米スカウトが集結し、両国間の移籍を円滑に行うことが狙いだという。

 話題性に富んだトライアウトを、今季NPBから戦力外となり、NPB開催のトライアウトを受験予定の選手はどう見ているのか。

 ある選手は「NPBのトライアウトからプロの世界に残ることができる選手はほんの一握り。野球を続けたくてトライアウトを受ける以上、今回のような機会が多くて損をすることはないわけだから、ありがたいことだと思います」と歓迎している。

 その一方で「最後の思い出というわけでもないですけど、プロの世界を去ることになったら(監督を務める)清原さんと会う機会なんてそうそうない。子供のころ見ていたスター選手だし、ひと言アドバイスをもらえるだけでも行く意味があるんじゃないですかね」との声も出た。

 また、別の選手は「NPBのトライアウトを受けて駄目だったら野球をあきらめると決めてましたから」と“清原トライアウト”には関心がないという。「チャンスが増えることはいいのではないか?」とぶつけると、厳しい表情でこう続けた。

「プロのスカウトもいらっしゃるという話でしたが、本当に来るのか、どれだけのスカウトが来るのか疑問に思うところもあって…。日本球界を目指す海外の選手や、米国志向を持つ国内の選手にはいい機会かもしれませんが、自分のように日本で野球を続けたい選手にはメリットが少ないのでは…と。恋人や、結婚して子供もいる選手も多いですし、自分たちのニーズとは合ってないような気もします」

 期待と不安が入り交じった新たなトライアウトの開催。路頭に迷う野球人たちに新たな光を差し込ませることはできるだろうか。