本格始動の巨人・阿部二軍監督 さらなる巨体化大丈夫か!?

2019年11月02日 16時30分

黒田(左)を指導する阿部二軍監督

 巨人の秋季練習が1日、ジャイアンツ球場でスタートした。今季限りで現役を引退した阿部慎之助二軍監督(40)も本格始動。初日のこの日は一部の育成選手に“ドS指導”も施したが、おおむね静観モードだった。いよいよGの王道を歩み始めた将来の監督候補だが、周囲からは妙な懸念も噴出している。生活環境の激変からくるさらなる巨大化だ。

 まずは様子見といったところか。新体制初日を迎えた阿部二軍監督は、打撃練習を熱心に視察しつつ、鬼の一面も垣間見せた。育成1年目の黒田に距離も高さもバラバラなティーを連続で上げ、体力が尽きかけたところで重心を下げたままフィニッシュの形を数分間キープ。全身をプルプルと震わせ「あー、ヤバい!」と崩れ落ちた19歳を尻目に満足げな表情を浮かべた。

 もちろん、これはあいさつ代わりに過ぎないだろう。約3時間の練習を終えた阿部二軍監督は「周りの子も見ていたと思うんで、これぐらい練習するよって分かっといてもらおうかなと思って」とニヤリ。プロ入りして満足してもらっては困る。目指すべきは一軍の舞台。練習前には「考える力をつけよう」と呼びかけた。「何で君たちはここ(二軍)にいるのか。一軍で活躍するためにはどうしたら良くなるのか。考える力をつけ、それを行動に移せるか」と選手個々に自主性を求めていく。

 ただ、一軍の大黒柱だった男にとって指導にあたる選手たちは未知に等しい。それだけに「なるべく静観して早く把握していくことが今の自分の一番の課題」とした。

「『監督』って言われるのも違和感あるし、このロングパンツももっと違和感あるし…」としっくりこないのも無理はないが、指導者となったことで周囲は妙な気をもんでいる。

 古参のチームスタッフは「慎之助は体形を維持できるのかな…。現役の時と運動量は比べ物にならないし、今までと同じように飲み食いしていたら確実に太る」とキッパリ。球団内からも「(阿部二軍監督は)顔も広いし、オフは引退記念と二軍監督就任祝いで酒席に引っ張りダコだろう。そのなかで、どこまで節制できるか…」と今季公称97キロの体重が、どうなってしまうのかの懸念が広がっている。

 将来の一軍監督候補でもあり、修復不能になるような過度なボリュームアップは避けたいところ。同じ40歳で大役を引き受けた高橋由伸前監督もスタイル維持には人一倍の注意を払っていた。

 当の阿部二軍監督は「自分が打ちたくなっちゃう気分でしたね、今日は。あまりにもひどかったら打ってみせてやろうかな。そのためには俺も練習するよ。どっかで隠れて」と“隠密トレ”を予告していたが…。

 いよいよ歩みだした指導者の道。現役生活を終え、胴上げしてくれたソフトバンクナインから「ホント、重い」と言われてしまったスター監督の“貫禄”はさらに増すのか、それとも――。