バレンティン残留は「五分五分」ヤクルト交渉の決め手は新助っ人?

2019年11月02日 07時00分

バレンティン

 残留はあるのか。ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(35)は、国内FA権を行使しなかった。

 11月いっぱいはヤクルトが独占的に交渉できるため、今月中に残留交渉がまとまらなければ、12月1日以降は他球団との移籍交渉もスタートする。球団サイドの見立てでは、現状での残留の可能性は「五分五分」とのこと。球団側からの交渉期間延長の提案をバレンティン側が受け入れ、今回の結果となったようだ。

 来季から外国人枠が外れる助っ人大砲ということもあり、FA宣言をした場合は複数球団による争奪戦となることも考えられたが、ひとまず“先延ばし”。ヤクルトとしては時間的猶予ができた格好となった。

 気になるのは今後の交渉内容。金銭面では他球団に太刀打ちできないかもしれないが、ヤクルトがバレンティンに示すアピールポイントはどこにあるのか。球団関係者によると「エスコバーを獲得したことで、バレンティンの環境も良くなるのではないか」と、先月30日に契約を締結した前ホワイトソックス傘下3Aのアルシデス・エスコバー内野手(32)の名前を挙げた。

「エスコバーとバレンティンは住んでいる家が近く、昔からの友人らしいんです。今季は助っ人野手がバレンティン1人のみで寂しいところもあったと思う。そういった意味でも、気心の知れた選手が増えるというのは彼の中でメリットになるのでは」

 新戦力としてだけでなく、バレンティンのメンタルサポート役にもなりうる今回の新助っ人補強。残留交渉の決め手の一つになるか。