西武・十亀がFA行使し残留「仁義を通すことが一番いい」

2019年10月30日 14時52分

残留を決めた十亀

 西武・十亀剣投手(31)が30日、埼玉県所沢市の球団事務所で会見し、今季取得したFA権を行使してチームに残留する意思を表明した。

 会見冒頭、十亀は「FA権を行使して残留する運びとなりました。正直、宣言するかどうか悩んでいたが、渡辺GMと何度かお話する中で、その小さな悩みが少しずつ解決に向かっていった」と切り出した。続けて「ドラフトで入ったのも渡辺監督のころだったので獲ってもらった恩義だとか、いい契約もいただけたので、そういう仁義を通すことが一番いいんじゃないかと思った」と渡辺GMとの交渉を重ねる中で残留の意思が固まっていった経緯を語った。

 十亀は「小さな悩み」の内容を「言えないです。僕というよりはチームの話」としながら「いい条件をいただいたのにすぐに『残留します』と言えなかった部分があって、それがすごく引っ掛かっていた。それをGMに話させていただいて、解決の糸口というか、いいアドバイスを頂けた」と重ねて親身になって相談に乗ってくれた同GMへの感謝を語った。

 渡辺GMには27日に直接会って残留を伝えたという十亀は「宣言して残留というのが、その恩返しじゃないですけど、見て分かりやすい。あとは毎年(FAの扱いを)聞かれるのは大変だから」とも語った。

 この日、交渉役の渡辺GMは京セラドーム大阪で行われている社会人野球「日本選手権」視察のため残留会見に立ち会うことはなかったが、球団としては久しぶりのFA残留に会見を見守った関係者の表情も穏やかだった。

 なお、十亀の残留条件は3年総額2億1000万円(推定)。