阪神 37歳・中田賢獲り2つの理由

2019年10月30日 16時30分

入団会見を行った中田賢一

 ソフトバンクから無償トレードで阪神に入団した中田賢一投手(37)が29日、兵庫・西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。年棒は3500万円(推定)。背番号は中日でも背負った「20」。「自分の中でも愛着のある番号。来季もルーキーのようにハツラツとプレーしたい」と抱負を語った。

 今季の一軍登板が1試合にとどまったベテランをあえて獲得した背景には2つの理由がある。球団関係者は「ソフトバンクから中田と同じく無償トレードでヤクルトへ移籍した山田大は今季5勝を挙げている。中田も一軍登板こそ今季は1試合だけだがウエスタン・リーグでは21試合に登板し最優秀防御率(3・02)にも輝いた。中田も山田大のように“再生”してくれれば」と12球団一層の厚い“ホークスブランド”に期待を寄せる。

 また別の球団幹部はこう明かす。「ウチは投手陣中心のチームと言われているが内情は苦しい。事実、今季最終盤は先発投手の駒数が足りずに中継ぎ陣に大きな負担をかけた。金本前監督時代から積極的に登用してきた、小野ら若手投手たちもなかなか一軍に定着できずにいる。37歳のベテランを今になって獲得した意味を選手だけでなく、育成に手間取っているコーチ陣にも感じてほしい」。カンフル剤というわけだ。

 通算100勝右腕が虎投を覚醒に導くか。