メジャー挑戦表明のDeNA・筒香 守備力の懸念カバーするmakeup

2019年10月30日 16時30分

メジャー挑戦を表明した筒香

 DeNA・筒香嘉智外野手(27)が横浜市内で29日、ポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を正式表明した。

 会見場に姿を現した筒香はそれまで胸の内に秘めていたメジャーへの思いを熱く語った。「一番はイチローさんや松井秀喜さんのプレーする姿を小さいころにテレビで拝見し、だんだんとメジャーリーグへの憧れが強くなった。野球を始めてメジャーへの憧れができてから正直、プロに入ってからもずっとあった。もちろんベイスターズの選手なので、ベイスターズの勝利のために全力でやってきた。ポスティングシステム、FA…。いろいろな段階がある中で、やっぱり本当に行きたいなと思った」

 すでに代理人事務所も前田健太(ドジャース)やダルビッシュ有(カブス)、NBAの八村塁(ワシントン・ウィザーズ)と同じ大手「ワッサーマン」に決定済み。DeNAのチームメートには筋を通し、落涙とともにすべてを打ち明けていた。今月7日のCSファーストステージ第3戦(横浜)で阪神に敗れた試合後、筒香は「メジャーリーグに行きます」とラミレス監督らスタッフ、選手、関係者の前で重大決意を口にすると思わずおえつ。初めて目にする主将の涙に周囲も心を震わせ、温かい拍手が湧き起こったという。

 ア・リーグの極東担当スカウトは「このように『フォア・ザ・チーム』のスピリットを強く持つ、彼の性格はメジャーリーグ移籍を目指す上で大きなプラス要素です」と絶賛。その上でメジャーリーグの選手評価ポイントとして重要視されている「makeup(性格)」に関し、筒香評を口にした。

「彼はベイスターズでロペスやソトらチームの外国人選手たちと、とても積極的にコミュニケーションを取っています。対戦相手の他球団の助っ人たちとも顔を合わせると、自分から英語やスペイン語で話しかけたりしている。オフにもアメリカやドミニカへ渡って現地に溶け込む努力を重ねていた。多くの日本人メジャーリーガーが今まで“言葉の壁”に悩まされ、文化にも溶け込めず失敗している。『makeup』が優れている筒香に、そういう心配は無用。これは多くのMLBスカウトが認めている点です」

 メジャーではマイナス要素として「守備力」が挙げられている筒香だが、性格の良さでカバーできる可能性もありそうだ。