中日・平田良介外野手(31)が来季の「全試合出場」を目指し“足首トレ”に励んでいる。22日、ナゴヤ球場でキャッチボールやマシン打撃などで自主トレを行った。今季は5月に左ふくはらぎの肉離れ、8月に右手首に死球を受けてそれぞれ約1か月、計約2か月も戦線離脱を余儀なくされた。「1シーズンけがなくプレーするのは当然のこと。デッドボールは不慮の事故なのでしょうがないところがあるけど、ふくらはぎをけがしたのはすごくショックだった」と打ち明ける。

 そこで今オフは毎日のようにジムに通い、足首の可動域を広げ、柔軟性を高めるトレーニングに励んでいる。「今年、なんでふくらはぎをけがしたかを考えたときに足首が硬いからふくらはぎへの負担が大きかったのが要因の一つと思ったので、足首を柔らかくしようと思った」という。

 プロ野球選手の足首トレとは珍しいが、平田は「他でしているのを見たことないので、特殊かどうかは分からないけど、器具も使っている。確かにちょっとは可動域は出るようになったし、新鮮な感じがある。体への一歩一歩の負担が少なくなるのでけがをしにくくなる」と効果を力説する。

 足首以外にも股関節、胸郭、腕も鍛えており「ずっとやってきた股関節は柔らかいけど、そこにもともと硬い足首と胸郭をプラスして取り入れた。この4つをやることで、体幹のねじれがなくなって、より一連の動きがしやすくなる。飛距離も上げていきたい」と意気込む。ジムワークの成果を結果につなげることができるか、注目だ。