中日・森前SD退団の波紋拡大 助っ人大量流出も

2019年10月17日 16時30分

森SD退団の影響は計り知れない

 中日が外国人選手の大量流出危機に直面している。来季残留を要請しているソイロ・アルモンテ外野手(30)、ジョエリー・ロドリゲス投手(27)、ライデル・マルティネス投手(23)、エンニー・ロメロ投手(28)が最悪の場合、4選手とも国外を含む他球団に移籍する可能性が出てきた。

 球団は右太ももや股関節を痛めているアルモンテに対して、来季の開幕一軍入りは困難とみて育成選手としての契約を打診。これを支配下登録での契約を望むアルモンテが拒否したこともあり、チーム関係者は「アルモンテのプライドを傷つけすぎ。ヘタをすれば、このまま物別れとなってしまうのでは」と危惧している。

 2年目左腕ロドリゲスは今季64試合に登板して防御率1・64で41ホールドを挙げて最優秀中継ぎのタイトルを獲得。シーズン中から複数のメジャー球団が視察に訪れるなど触手を伸ばしている。球団関係者も「ウチも大幅アップの条件提示はしているが、メジャーを含めたマネーゲームになったら太刀打ちできない。成績からしても4人の中では一番残ってほしい選手だけど状況は厳しい」と嘆くしかない。

 今季は守護神も務めた3年目右腕R・マルティネスはキューバ出身とあって、前出関係者は「いくら本人が中日に残りたいと言っても決めるのはキューバ政府。ソフトバンクや巨人とかからオファーがあれば、そっちに行くのは確実で、ほぼ流出は間違いない」と早くも肩を落としている。

 先発で8勝10敗だったロメロも今季推定年俸5000万円からの減額が提示された模様で残留するかは微妙。安泰なのは複数年契約を結んでいるビシエドだけだ。

 この非常事態を招いた要因として、別の関係者は「森さん(前SD)の退団が痛い。森さんは外国人をうまくなだめすかしてやってきた。たとえゲレーロ(現巨人)のように交渉が決裂しても代わりの外国人をちゃんと獲ってきていたしね」と話す。予想された事態とはいえ、7年連続Bクラスからの巻き返しを図りたい与田竜にとっては頭の痛い問題だ。

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