阪神・西勇輝投手(28)が15日、9月度のセ・リーグ月間MVPを受賞した。

 9月は4勝0敗、防御率1・93と安定感抜群の投球を披露し、チームのCS進出の原動力となった。オリックス時代以来となる5年ぶり2度目の同賞受賞となる右腕は「もう取れないと思っていた。9月はバッターの方が打ってくれて助かった。守備もリズムが良かったし(正捕手の)梅野がいいリードをしてくれた」とチームメートへの感謝を並べた。

 今季最終戦となったCSファイナルステージ第4戦・巨人戦(東京ドーム)ではチームの命運を託され先発のマウンドに上がるも、同点の6回に巨人・丸から痛恨の決勝スクイズを決められ敗戦投手に。試合後、自身のインスタグラム上に投稿した「自分のミスで負けてしまって申し訳ないです。(中略)また来年に向けてしっかり前を向いてやっていきます」との謝罪の言葉には、多くの野球ファンから励ましと感謝のコメントが寄せられた。

 シーズンを3位で終えたことを受け「来季はもっと上位に食い込めるようにしたい」と抱負を述べた西。タテジマ2年目のさらなる快進撃に期待したい。