セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第1戦が9日、東京ドームで行われ、1位の巨人が5―2で3位の阪神に先勝。対戦成績を1勝のアドバンテージを含め2勝0敗とした。 

 巨人・山口が8回途中1失点、126球の好投でCS初勝利を挙げた。3回まで6奪三振と見事な立ち上がりで「初回から飛ばしていこうと。ホームランという形で2点が入り少し楽になった。(その後は)自分の調子と、その回の展開を見ながらでした」と振り返った。原監督も「粘り強く慎重に投げて、ナイスピッチングでした」とたたえたが、完投させなかったことには「先のことを考えて勝負するほど…わが軍はそれはできません。その日のゲームを取るのがとても大事」と次回登板を考えたわけではなかったという。あくまで一戦一戦を強調した。