【セCS】阪神の下克上ムードに水差す糸井の手術

2019年10月09日 16時30分

手術を決断した糸井

 阪神は8日、敵地・東京ドームで投手指名練習を敢行。9日のファイナルステージ第1戦先発の4年目・望月らが約90分間、汗を流した。

 セ・リーグ覇者・巨人への挑戦切符を手に入れた矢野燿大監督(50)は「ここまでたどり着くことができた。ジャイアンツが有利な点も多いが“当たって砕けろ”の気持ちで行く」と闘志をみなぎらせたが、自慢の強力投手陣もその思いでいる。9月途中からリリーフに転身し連投にも耐えたガルシアも今回同じくブルペンでスタンバイ。DeNAとのCS初戦で無念の初回3失点降板となったFA右腕・西も左足親指を負傷しながらも「今の状況でいけないとは言えない」と雪辱登板を熱望した。さらに夫人の出産のため米国へ一時帰国中のジョンソンも「意外と早く戻ってこられるかも。ファイナルステージ中の復帰もあり得る」(谷本球団本部長)と好材料は着々。2014年のファイナルSで巨人に4連勝し日本シリーズ進出を決めた当時、救援エースだった福原忍投手コーチ(42)は「一人ひとりが自分の仕事をしてくれてきた。疲労もあるだろうが、ここを乗り越えてくれれば」と今季10勝15敗で8年連続のカード負け越し中の巨人へのリベンジを誓った。

 しかし、そんな勢いに乗るチームに水を差してしまったのが左足首の負傷で二軍調整中の糸井嘉男外野手(38)。近日中にも手術することが判明したのだ。目下、鳴尾浜などの施設でリハビリに務めてきたが、靭帯などに痛みが続いていることから患部にメスを入れる決断。「早く上がりたいという気持ちでやってましたけど。100%じゃないとチームに迷惑をかける」と今シーズンの復帰断念を示唆していたが、その通りの結果となった。

 谷本球団本部長が「その後悪化したんでしょう。開幕は万全? そうしてもらわないと。大事な時にいてほしかった」と漏らしたのは本音だ。チーム内では「故障だけに仕方はないけど、糸井がいればウチはもっと勝って盛り上がっていたと思う。その辺が複雑…」(首脳陣)という声が充満していたのも事実。故障禍の超人のためにも巨人を粉砕し“下克上日本一”を決めたいものだ。