【セCS】虎の守護神・藤川「任されたら全部投げる」

2019年10月08日 16時30分

9回裏二死一塁、代打・乙坂を打ち取り、喜ぶ藤川(左)と梅野

 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦が7日、横浜スタジアムで行われ、3位の阪神が2位のDeNAに2―1で競り勝ち、ファイナルステージ進出を決めた。虎の守護神・藤川球児(39)は1点リードの8回から登場し、2イニングを無失点に抑えた。激しく降り注ぐ雨に悩まされながらも、無安打無失点で起用に応え「せっかくの楽しいシーズン、できるだけ長くやりたい」と笑顔で話した。

 阪神復帰後、初めて守護神として迎えた今回のCS。藤川は決戦前にこんな発言をしていた。今季チームはDeNAに16勝8敗1分けと相性が良かったが「シーズンと同じようにやれば問題はないかもしれないが、順位は自分たちの方が下(3位)。そこは改めて意識しておかないといけない。自分たちの方が挑戦者。全員で立ち向かわないと勝てない。とにかく受け身になってはダメ。勝負を仕掛けていかないと」と警鐘を鳴らしていた。

 それだけに自ら登板過多となる可能性もむしろ歓迎している。「状況なら投げますよ。全部、監督に一任して指示にしっかり従います。任されたら全部投げるだけ」とフル回転を宣言。これもすべてはかつてバッテリーを組んだ矢野監督への恩返しでもある。「矢野さんは昨年最下位だったチームの暗さを言動や姿勢でしっかりと明るさに変えてくれた。これは選手にとって何よりも大きいんですよ。誰もがリセットできて今年に臨めているんですから」。“下克上日本一”までまだ道のりは長いが、この男がいれば心強い。