松坂 恩人退団がきっかけ「残り少ない野球人生を考えたとき、外に出るのもいいのではと思った」

2019年10月04日 16時16分

チームメートに別れのあいさつを行う松坂(右)

 去就が注目されていた中日・松坂大輔投手(39)の退団が4日、決まった。

 この日、午前にナゴヤ球場にスーツ姿で手みやげを持って現れると、練習中の選手やコーチ、スタッフらに退団のあいさつを行った。午後から加藤宏幸球団代表と会談し、今季限りでの退団を申し入れ、了承された。松坂は現役続行を希望しており、球団は同日中に戦力外通告の手続きを行い、その後、自由契約選手として公示されることになる。

 会談後、松坂は報道陣の囲み取材に応じ「なかなか答えが出なくて、この1か月弱、本当に悩みました」と苦悩を吐露。その上で退団を決意した理由として「先日、森(SD)さんとデニー(友利国際渉外担当)さんが退団されたが、僕は2人にホークスをクビになったときに声をかけてもらって、ドラゴンズに拾ってもらったので、その2人が退団することになったので『僕もいちゃいけないな』と思って、退団することを考えて、その気持ちを代表に伝えさせてもらった」と明かした。

 球団やファンに向けても感謝の意を表明した。「2年間という短い期間でしたが、球団には感謝の思いしかない。大した力になれなかった僕を一生懸命応援してくださったファンの皆さんにも感謝している。このチームメートとも、もっと一緒に野球をやっていきたかった気持ちが強かったが、自分自身の残り少ない野球人生を考えたとき、外に出るのもいいのではと思った。2年間本当にありがとうございました」と時折、感極まったのか、言葉を詰まらせたり、目を潤ませる場面もあった。

 加藤球団代表は「彼のようなスーパースターが2年間ドラゴンズでプレーしてくれた。若い選手にいい影響を与えてくれた」と感謝。今後について松坂は「来年以降どうなるか分からないですけど、またグラウンドで会えるように頑張っていきたいと思います」と明言しなかった。