西武のリーグ連覇を支えた「令和の鉄腕」平井克典投手(27)が本拠地・メットライフドームでCSファイナルステージ(9日開幕)に向けた調整をスタートさせている。9月24日、優勝決定時に流した涙の意味、パ・リーグ新記録となった81試合登板のダメージ、来季へ向けた挑戦など現在の心境を語った。
――千葉での胴上げでは感極まっていたが
平井:いろんなものから解放されたという涙。プレッシャーもありましたし、これで優勝できなかったら(5失点で逆転負けした9月21日の楽天戦を思い返し)僕の責任やなという感じもあったんで、そこから解放された感じですね。
――ひと区切りついて81試合登板の実感は
平井:まだないですよ。シーズンは終わってないんで。
――CS練習前に3日間の休養があった。今の状態は
平井:息抜きというか気分転換もできたんで、しっかりここからつくっていけば疲れも抜けてきているんで全然大丈夫。いけると思う。
――登板過多で来季を心配する声もある
平井:全然問題ないです。来年のことは自主トレ次第じゃないですか。自分がさぼったらできなくなるだろうし、自分がしっかりやれば問題なくやれると思います。来年のことは来年になってみないと分からないですし、相手も研究してくる話なんで。でも、それに甘えていたら成長もない。もうワンランク上の自分を出せるように、しっかり自主トレをやるだけだと思う。何か新しいことにも挑戦していかないと成長はないと思う。
――CSに向けては
平井:やることをやっていくだけ。(勝ち試合全てに登板できるよう)頑張ります。