阪神・ガルシア リリーフ適性で残留も

2019年10月02日 16時30分

中継ぎとして復活したガルシア

 CSを控える阪神の秘密兵器に“先発失格”の助っ人左腕が浮上してきた。今季から先発ローテの一角を担うべく期待され、中日から移籍してきたオネルキ・ガルシア投手(30)だ。

 昨季13勝をマークした左腕は阪神移籍後、思うような成績を挙げられず8月終了時点で2勝8敗の防御率5・17と苦しんできた。ところが、9月22日から中継ぎとして起用され始めると3戦連続無失点の好投を見せ一気に3勝をマーク。最大3イニングのロングリリーフも難なくこなし、疲労の蓄積した阪神中継ぎ陣を見事に救ってみせる活躍を披露した。

 金村投手コーチは1日に甲子園で行われた投手練習終了後「ガルシアは今後も中継ぎとして起用すべく矢野監督に進言した。複数イニングを投げてくれる存在はありがたい。疲労のたまったブルペン陣を元気にしてくれる、あの“明るすぎる”キャラクターも力になる」と明言。阪神とは今季限りの単年契約だったガルシアだが、意外な“リリーフ適性”が見いだされたことで虎残留の目も出てきた。

 チーム関係者も「性格はすごくいいので他の選手からも残ってほしいと思われている。先発では結果が出なかったが、慣れないリリーフのポジションも嫌がるそぶりは一切なく前向きに取り組んでいる。CSでも結果を出せば残留の可能性は高くなる」と、5日に始まるDeNAとのCSファーストステージ(横浜)での活躍に期待する。

 ガルシア本人も「日々一生懸命やっている成果。シチュエーションに関係なくチームに貢献したい」と新たな“働き場所”に手応えを感じている様子。土俵際からの6連勝で広島をうっちゃり、大逆転で3位に滑り込んだチーム同様、ガルシアも驚異の粘り腰で来季の切符をつかめるか。