ヤクルト・バレンティンが国内FA権を取得 条件が合致すれば巨人入りも?

2019年10月02日 16時30分

帰国の途に就いたバレンティン

 新生・高津ヤクルトがいきなり主砲流出の危機だ。ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(35)が1日、成田空港から自宅のある米国・マイアミへと帰国した。8月に出場選手登録日数が8年に到達し、国内FA権を取得。

 来季から日本人選手扱いとなるバレンティンは現在、所属するヤクルトとは単年での契約。そのためFA権と関係なく交渉が可能だが、それでも助っ人主砲は「他球団の自分への評価を聞いてみたい」とした。

 各球団との交渉で重要視するのは自身が出場を熱望する2020年の東京五輪へのオランダ代表としての参加だ。「東京五輪は大切な大会。自分にとって最後の五輪だし、東京で行われる特別な試合なので条件として当然提示する」

 それ以外にも3つのポイントを挙げた。助っ人主砲が明かしたのが「どれだけ自分のことを獲得したいか」「これまでの実績をどれだけ評価してくれるか」「勝てるチームかどうか」。これらを総合的に判断して決断を下すという。

 9年間を過ごしたヤクルトは2つ目までの条件には当てはまるが、最下位に沈んだ今年は3つ目の「勝てるチーム」には当てはまらない。それでもバレンティンは「2年前は最下位で、昨年は2位。ヤクルトは変動があるので」とフォロー。

 ただ、1つ目の「どれだけ自分のことを獲得したいか」の判断基準としては年俸面だとも言える。現在、すでにヤクルトで最も高い年俸400万ドル(約4億3300万円)で、球団幹部は「高いか安いかはそれぞれの球団の評価によるが、うちでは高い」としている。

 ヤクルトとしては残留要請する方針だが、今年120試合に出場して打率2割8分、33本塁打、93打点の成績を挙げたバレンティンはさらなる年俸増を要求する見込み。そこで移籍の場合の最有力として名前が挙がるのが2年前にも取り沙汰された巨人だ。

 外国人枠から外れるのが最大のメリットで、資金面でも問題なし。何より勝てるチームでもある。4年連続で30本塁打をマークしている助っ人主砲は来季、同一リーグのライバルに行くことになるのか…。