阪神かDeNAか…巨人がCSファイナルSで戦いたいのはどっち?

2019年10月02日 16時30分

練習を見守る原監督

 悲願の日本一奪回へ、巨人が再スタートを切った。1日に東京ドームで全体練習を行い、来るポストシーズンに向けて汗を流した。チームの最大の関心事は、9日から始まるCSファイナルステージの相手について。シーズン最後まで苦しめられた2位・DeNAか、奇跡の6連勝で逆転CSを勝ち取った阪神か…。ナインが明かした“本音”は――。

 王者が再始動した。この日の練習には長らくファームで調整していた吉川尚、ビヤヌエバ、中島、岸田の4選手も合流。3日と5日に予定されている紅白戦で、ポストシーズンの戦力になり得るかを慎重に見極めていく。

 そして日本シリーズ進出をかけて争う相手も2チームに絞られた。DeNAか、前夜のシーズン最終戦で広島を蹴落として3位に滑り込んだ阪神か。原監督も阪神の逆転劇に「勝負の世界は何が起こるか分からない。最終戦まで最後の最後まで戦ったという点では、日本の球界の歴史でもそうそうあるものじゃないでしょう。しかも6連勝」と警戒を強め「我々は挑戦者だから、どういうふうな状況であっても開幕当時のあの心境を忘れずに戦うということ。勝負に守るという言葉はないね。やはり攻めて攻めて攻めまくるというのが基本的なスタイルだね」と心構えを説いた。

 一方、戦う選手たちにとっては、どちらがくみしやすいのか。DeNAに対しては今季14勝11敗、阪神にも15勝10敗でいずれも勝ち越し。決戦の舞台となる東京ドームでの戦績も対DeNAが7勝5敗、対阪神でも8勝5敗とどちらも相性そのものはいい。

 ナインからは「どちらにも強さがあるので一概には言えませんが…」と前置きしながら「やっぱり阪神の方がいいですよ」との声が上がった。具体的にポイントはどこか。

「6連勝で勢いはあるでしょうけど、東京ドームで戦う上でチームとして最も警戒しなければいけないのが長打。その点、DeNAと阪神とではまったく違う。DeNA戦は投手はより神経を使いますし、捕手だって大変ですよ」

 DeNAには被本塁打37で今季最も打ち込まれ、なかでも2年連続のホームラン王に輝いたソトには43発のうちチーム別最多の13発を被弾。ほかにもロペス、宮崎、筒香ら強力なクリーンアップを擁するDeNAに対して阪神は巨人戦で計20発。通算防御率でもDeNAが4・14、阪神は3・00と1点以上の開きがあり、精神的に優位に働いているようだ。

 とはいえ、前回リーグ優勝を果たした2014年はファイナルに勝ち上がってきた阪神を東京ドームで迎え撃ち、CS史上初の4タテを食らった過去もある。指揮官は以前に「4連敗したの? 全然覚えていない。悪いことは忘れることよ」と笑い飛ばしたが「でも、短期決戦はあり得ること」と引き締めることも忘れなかった。

 5年連続で負け越した天敵・広島が姿を消したが、油断は大敵。CSの大舞台を初めて経験する選手を多く抱える原巨人は、地に足をつけて準備する必要がありそうだ。