11月に行われる国際大会「プレミア12」に出場する侍ジャパンのメンバーが1日、発表された。怒とうのラスト6連勝で逆転クライマックスシリーズ(CS)進出を決めた阪神は、ロッテとともに一人も選出されなかった。

 CS取りの立役者でもある4番の大山悠輔内野手(24)は今回は最終選考で見送られ、2年目左腕・高橋遥人投手(23)や強肩の梅野隆太郎捕手(28)ら有力候補の名前もなし…。ある球団幹部は「時間をかけて決められている。当然、ウチから選ばれてほしかったが、12球団の選手を見渡した場合、仕方のない面もあったかも」と落胆した。

 今季は若手の伸び悩みもあっただけに無理もないが、侍ジャパンで外野守備走塁コーチを務める清水雅治ヘッドコーチ(55)は「あくまで本戦は来年の東京五輪。(阪神の選手が)今後出てくることを期待している」と話した。