阪神が今季最終戦となった30日の中日戦(甲子園)に3―0と快勝し、今季初の6連勝で2年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。

 14日にノーヒットノーランを許した天敵・大野雄が先発し、3回1/3を無失点で防御率1位のタイトルを手中にした時点で降板。そこまで完璧に抑えられた阪神打線は、2番手・三ツ間を攻めて一死一、二塁とし、4番・大山が「勝つしかない大事な一戦」と中前に先制適時打。その後は相手バッテリーのミスで追加点を挙げ、ジョンソン、藤川ら強力救援陣がリードを守った。

“負ければ終戦”から6連勝で見事に逆転3位でのCS出場をゲットした矢野燿大監督(50)は、試合後のセレモニーで「粘りに粘った3位ではありますが、つかんだクライマックスシリーズの切符を(ファンの)皆さんと共に最後まで戦っていきたい」と話した。