今季、同僚のエスコバー(74試合)に次ぐリーグ2位となる71試合に登板し、ブルペンの要となってフル稼働しているDeNA・三嶋一輝投手(29)が“投げすぎ問題”について胸中を明かした。

 昨季も60試合を投げたが、それをしのぐ試合数で登板し、チームの2位に貢献。しかしベイ党からは「あまりにも投げすぎなのでは」「パンクしてしまうのではないか」などと“勤続疲労”を懸念する声も聞こえる。

 だが、当の三嶋はそんな周囲の心配について「やっぱり中継ぎをやっている人間として、こうやって出番がいっぱいあるっていうことはすごく幸せを感じます。それが3連投だとか、4連投だとか、確かに体がキツかったりすることはあるんですけど。首脳陣、監督が『お前に託した』と思ってマウンドに送り出されるわけですから。名前を呼ばれたら、やっぱり幸せを感じて『やってやるぞ』というような気持ちしかないですよね」と“無問題”を強調した。

 リードしている場面だけではなく、ビハインドの展開でもマウンドへ向かうことには「『またか』とか『今日も俺か』っていうのは一切ない。絶対にないです。登板数が多いからといって擁護されるのも、また違うと思いますし、とにかくチームが勝つためにやっていますからね。確かに『頑張ってる』って言われるのはうれしいですけど…。シーズンが終わってから『ああ疲れたな』と思えばいいですしね」。

 シーズン終盤まで激闘を繰り広げたもののリーグ優勝は巨人に奪われた。それでもまだCSがある。ハマのタフネス右腕が下克上のキーマンとなるか。