阪神が逆転CS進出かけて最終戦へ 矢野監督「楽しみ」

2019年09月29日 19時55分

5回、陽川の先制ホームランに沸くナインと矢野監督(右)

 阪神は29日、中日戦(甲子園)に6―3と快勝し、奇跡のクライマックスシリーズ(CS)進出に王手をかけた。

 明日なき戦いを続ける矢野燿大監督(50)はこの日も勝負手を連発。引退登板のメッセンジャーの後を受けた高橋遥に2回で代打を送り、ガルシアへつなぐなど、細かい継投策で勝利への執念を示した。

 すると0―0で迎えた5回二死走者なしから、代打・陽川が値千金の3号ソロアーチを放ち先制。6回には高山、梅野の適時打で追加点を挙げ、7回にはマルテに代わって4番復帰を果たしている大山の14号2ランでダメ押しに成功した。

 野手陣は12球団ワーストの101失策を喫している守備でも奮起。近本や北條が好守を見せるなど崖っ縁の戦いでナインが躍動し、指揮官は「近本や北條にいいプレーもあったし、こういう大事な試合で投手も打者も粘ってつなげることができてよかった。成長につながる部分はある」と手応えを口にした。

 この勝利で5連勝となり、30日のシーズン最終戦に勝利すれば逆転でのCS進出が決まる。“天下分け目”の大一番となるが、チームに気負いはなし。この日殊勲の一打を放った高山は「大事な試合だが、いつもとやることは変わらない」と平常心を強調する。

 矢野監督は「もうやるしかないので楽しみ」。最後も総力戦で勝利し、CS進出を決める。