中日・根尾一軍デビューお預けにOBから苦言

2019年09月28日 16時30分

9回二死からネクストでバットを振った根尾だが…

「星野さんなら…」。中日のドラフト1位ルーキー・根尾昂内野手(19)の一軍デビューはお預けとなった。出場選手登録された27日の広島戦(マツダ)ではまさかの出番ナシ。肩透かしの展開に中日OBの間からはブーイングが飛び、残り2試合、根尾の先発起用を求める声が噴出している。

 9回二死走者なし。打席の木下拓が出塁すれば与田監督から「代打・根尾」のコールが掛かるシナリオだったが、昇格即のプロ初打席は幻に終わった。

「ベンチからも『何とか回そう』と言ってくれていて、どうにかしてチームに貢献したかった。もってなかった。次かな。切り替えてやっていきたいです」。名古屋のテレビ局が勢揃いして行われた試合後の会見で、根尾はいつもと変わらず冷静に語った。

 話題抜群のルーキーよりもあくまで勝負優先。今季、根尾について聞かれるたび「話題作りはしない」「ほかの選手と同じ」と答えてきた与田監督は、この日も「別に根尾を使うためにやっているわけじゃないんでね。いつも通りの試合をしているわけだから。そこでチャンスが回ってくれば根尾のバッティングに期待したいということ」と話した。

 中日はすでに7年連続のBクラスが決定している。消化試合でも愚直に勝負にこだわるのか、それとも来季に向けてファンに明るい展望を示すことを優先するのか、いろいろな考え方があるだろう。ただ、星野監督時代をよく知るOBの間からは「根尾はスタメンじゃないの? 星野さんなら上げたらすぐ使っているよ」「今さら4位も5位も関係ない。ファンは根尾を見たいんだからスタメンにすればいいのに」と根尾のベンチスタートを疑問視する声も上がった。

 中日は29、30日に甲子園で行われる阪神戦2試合を残すのみ。昨夏、大阪桐蔭を日本一に導いた根尾にとって甲子園は思い出の地。プロ野球の一軍選手としてスタートを切るのには絶好の舞台とも言える。

 根尾は「甲子園も一つ違った応援がある。自分のプレーをしっかりとしていきたい」と前を向いているが、果たしてスタメン起用はあるのか。与田監督の決断に注目だ。