阿部 引退試合で澤村の頭叩かず握手

2019年09月28日 16時30分

澤村の頭を叩くふりをする阿部

 観客の視線を独り占めだ。今季限りで現役引退する巨人・阿部慎之助捕手(40)が27日、本拠地最終戦となるDeNA戦に「4番・捕手」で先発出場し、まずは守備。初回、先頭打者に右前安打を許すと続いてファウルチップがマスクを直撃した。首に爆弾を抱えるだけに一瞬、ヒヤリも本人は苦笑。冷静なリードで後続を抑えた。

 2回から中大の後輩・澤村が登場。サイン交換で首を振り続ける右腕に阿部が鬼の形相でマウンドに向かう。2012年日本シリーズで澤村の頭をポカリと叩いた再現かと思いきや一転、叩くふりだけで笑顔で握手。場内が爆笑に包まれたところで原監督が一塁への守備位置交代を告げた。

 だが“阿部劇場”は続く。1点を追う4回、DeNA2番手・中川虎の投じた146キロ内角直球をG党で埋まった右翼スタンド上段に叩き込んだ。通算406号となる7号同点ソロにベンチはお祭り騒ぎで前主将を迎え入れた。

 8回、一塁守備に就いたところで交代。万雷の拍手を受けたベテランはGナインと握手しベンチに戻った。

 6―4で記念試合を白星で飾るとマイクで「必ず日本一になります」とファンに約束。CS、日本シリーズと阿部の戦いはまだまだ続く。