阪神 地元の“木浪新聞”が100安打を後押し

2019年09月27日 16時30分

澤田監督が毎週出している“木浪ニュース”(提供写真)

 阪神・木浪聖也内野手(25)が26日に甲子園で行われた全体練習に参加。フリー打撃などで約90分汗を流した。練習後は鳴尾浜球場で行われた横田の引退セレモニーにも姿を現し、脳腫瘍と闘い続けた同僚を温かい拍手で送り出した。

 オープン戦では12球団トップとなる22安打をマークし開幕スタメンをもぎ取った木浪だが、シーズンが始まると打撃不振に加え守備難も露呈し7月には登録を抹消される屈辱も味わった。

 だが、8月上旬に再昇格を果たすと、本来の力を徐々に発揮し遊撃の定位置を再奪取。8月以降の打率は3割1分5厘。課題だった遊撃守備も良化しつつあり「プロの舞台に慣れてきたんだろうね。技術面よりもハートの方が強くなったんだろう」と久慈内野守備走塁コーチも目を細める。

 ここまで94安打をマークしている木浪は、残り3試合で6安打を放てば節目の100安打に到達。同期入団の近本はすでに158安打。新人2人が揃って100安打に到達すれば球団史上71年ぶりの快挙となるだけに「意識せざるを得ないですよね」と大台到達へ本人も強い意欲を見せている。

 そんな木浪にエールを送るのが、同選手が幼少期に所属した地元・青森の「安田ヤンヤン少年野球チーム」の澤田憲郎監督だ。澤田監督は県道沿いに建つ自宅ガレージの壁に“週刊木浪壁新聞”を1週間ごとに掲示。「道行く人々にこれを見てもらい、地元が盛り上がってくれれば。そして故郷からの応援が聖也に届き、励みになってくれれば」と、週ごとにアップデートされた木浪関連のニュースを毎週地元の人々へ送り続けている。

「ここにきて聖也もプレーぶりに落ち着きが出てきたように思えます。ぜひ頑張って100安打に到達してほしいですね」(澤田監督)

 逆転でのCS出場を目指し、剣が峰から粘り腰の3連勝と意地を見せる矢野阪神。故郷からのエールを胸に、木浪はチームのラストスパートの立役者になれるか。