キャリア初「屈辱の2019」一軍0勝 阪神・藤浪”366日”徹底管理へ

2019年09月26日 16時30分

今季最終登板となる二軍戦で5回4失点だった藤浪

 悩める右腕は完全復活できるのか――。阪神・藤浪晋太郎投手(25)が25日、ウエスタン・リーグのソフトバンク戦(鳴尾浜)に先発し、5回5安打4失点で6敗目(3勝)を喫した。これが今季の公式戦最終登板となる見込みで、プロ初の一軍0勝で終わることが濃厚。そんな藤浪に球団は“徹底管理”で復活を促すという。


 今季最後のマウンドでも精彩を欠いた。最速153キロを計測した直球主体の投球で序盤は圧倒していたが、3回に2ランを浴び、5回は四球から招いたピンチで適時打を許した。それでも登板後は「感覚的には良かったので今後の練習試合だったり(10月中旬からの)フェニックス・リーグで出せるようにしたい」と前を向いた。

 ただ、自分が置かれた立場に危機感はある。今季一軍登板は8月1日の中日戦(甲子園)のみで白星はプロ初の「0」。終わってみれば屈辱のシーズンとなり「結果としてキャリア最低の年。自分と向き合う年だった。来年以降は『今年があったからしっかり投げられた』と言えるような一年にしないといけない」と口にした。

 なかなかトンネルを抜け出せない藤浪に、球団側は復活に向け“徹底管理”を施す意向だ。この日、平田二軍監督は「フェニックス・リーグでは条件を付けて投げてもらう。『このイニングは真っすぐだけ投げろ』とかね。本人やコーチと話しながらになるが、シーズン中ではトライできないことをやらせたい」。配球など自由に投げさせていたこれまでとは違い、登板中に制約を設定する考えだ。

 オフもしかり。「オフ期間なので限界はあるが、本人に丸投げするのではなく、課題の克服に向けた練習メニューを渡すなり、数値的なノルマを提示するなどしていくことになるだろう」(チーム関係者)。4年目のシーズン後に高卒としては特例となる1年前倒しでの退寮を許したが、不振脱出にはつながらず。これまでは結果を残していたため、藤浪任せになっていたオフの自主トレや過ごし方についても方針転換する。今後は球団側が積極的に関わっていくことになるという。

 外野では環境を変えるための“トレード説”まで浮上しているが、本人は「阪神でダメならばどこに行ってもダメなんだと思う」と言う。球団にも、あくまで自分たちの手で復活させたい意向がある。正念場となる来季は捲土重来のシーズンにしたいところだ。