V逸ソフトバンクCSへ不安…昨季とは状況が違う

2019年09月26日 16時30分

投手練習を見守る工藤監督

 141試合目でのV逸から一夜明けた25日、ソフトバンク・工藤公康監督(56)が「結果は出たので切り替えましょう」と下克上での日本一へかじを切った。

 2年連続で古巣の後塵を拝した指揮官が目指すのは昨季の再現だ。今年と同じ2位に終わりながら日本ハムとのCSファーストステージを2勝1敗で突破。優勝した西武とのファイナルステージでは、シーズンで3勝9敗と苦しんだ敵地を舞台に5試合で4勝1敗と圧倒した。今年も同じく…といきたいところだが、3年連続の日本シリーズ制覇に向けては不安もある。

 昨年の下克上の原動力は、充実した投手陣による短期決戦モードの継投だった。主に武田とチーム最多勝の石川が第2先発に控えてフル稼働。全6勝のうち先発が5イニング以上を投げたのは2試合だけ。特に西武戦では先手を打って目先を変える継投が光った。

 しかし、チーム関係者の本音は「今年は正直、苦しい戦いになりそう。(3位の)楽天の勢いだって怖いし…。いろいろなことが、いい方向に出てくれればいいけど」。今年も現時点で石川、武田がブルペンに控える布陣ではあるが、石川は復帰明けでファームも含めて最長1イニングしか投げていない。武田も右ヒジに違和感を抱えている。

 駆け込みでバンデンハークの復帰が間に合ったものの、そもそも先発の頭数も足りていない。首脳陣でさえ、どう戦うべきか「まだ何とも言えない」と頭を抱えているのが現実だ。救いはレギュラーシーズンでフル回転の救援陣がCSまで休めることだが、シーズン終盤は頼みの打線も低調だっただけに悩みは尽きない。