中日が崖っ縁に追い込まれた。23日、CS進出を争う3位・広島(マツダ)との直接対決で延長10回の末に3―4で今季12度目のサヨナラ負けを喫し5位に後退した。1―3の9回にビシエドの18号2ランで追いつくも、10回から登板したR・マルティネスが踏ん張れなかった。一死満塁で会沢を直球で詰まらせたが、打球は中前にポトリ。痛恨のサヨナラ打に来日3年目右腕は「体調も球も良かったと思うけど運気がなかった」と、うな垂れた。

 まだ自力CS進出の可能性はあるが、残り5戦全勝が必須条件。7年ぶりのAクラス入りに向けて、与田監督は「選手はよく頑張ってくれているので、それをとにかく勝ちに結びつけないといけない。その責任は僕が痛感しているところ。最後の最後まで戦う」と意気込んでいた。