阪神のドラフト1位・近本光司外野手(24)の勢いが止まらない。16日の巨人戦(甲子園)で、3打数2安打と球団新人最多となる41度目のマルチ安打をマーク。これで今季通算150安打とし、2017年の中日・京田を抜いてセ・リーグ新人安打記録の単独2位に浮上した。

 長嶋茂雄(巨人)が1958年に記録したセ新人記録の153安打まであと3本となり「今日は自分の仕事ができたかなと思ってます。初回の盗塁とか、得点につながったんで。ヒットも2本? 楽になりました」と笑顔だった。

 初回に二盗、6回に三盗を決め、リーグトップタイの33盗塁をマーク。1試合2盗塁は8月17日の巨人戦以来7度目で、33盗塁はセ・リーグ新人では89年のヤクルト・苫篠賢治を抜いて歴代単独5位となった。

 試合は21と競り勝ち、連敗ストップ。チームは前日に14年連続のV逸が決まったが、近本は元気だ。