日本球界で通算100勝をマークし、1964年には阪神の優勝に貢献したジーン・バッキー氏が14日、腹部大動脈瘤手術後の合併症のため、米国・ルイジアナ州で死去した。82歳だった。

 バッキー氏とは1968年の1年間だけチームメートだった“浪花の春男治”こと阪神・川藤幸三OB会長(70)は「ビックリしている。ワシの背番号4の先輩やった。今の時代、80歳は早すぎる。当時、ワシは新人で話ができるような間柄じゃなかった。(その年は)終わりに3試合出ただけで(バッキー氏は)いなかった。背番号4を受け継いだ時、意識はせずに自分のものにしようと現役生活を続けてきた」と感慨深そうに話した。