西武 神様、仏様、平井様「無限に何連投でもします」

2019年09月11日 16時30分

西武が誇る鉄腕・平井

 鉄腕超えにロックオンだ。西武の中継ぎエース平井克典(27)は8日の楽天戦で今季の登板が72試合に到達。2017年に急逝した森慎二投手コーチ(享年42)が現役時代の02年に達成した71試合登板を更新し、西武になって以降の球団記録を塗り替えた。

 登板数は61試合で2位の楽天・松井に11差。5勝2敗31ホールド、防御率2・75の成績が示すように、今や欠くことのできない投手となった。疲労も相当にたまっているはずだが「まだ試合は続くので達成感はない。この時期に疲れていない選手はいない。野手陣が点を取ってくれるので疲れている姿は見せちゃいけない」と気を吐く。

 開幕前には「70試合登板」を目標に掲げていたが、個人的な目標は優先順位の最上位ではない。「今は数字というより、チームが優勝できるかどうかのところまできているので、より目の前の試合に集中できている。試合の雰囲気が全然違いますし、相手がホークスとか関係なく、一試合も落とせない雰囲気になってきている」とブルペンリーダーとしての自覚をうかがわせる。

 残り14試合で前身の西鉄時代の大エース・稲尾和久がプロ野球記録のシーズン42勝を挙げた1961年の78試合登板を超えるパ・リーグ新記録への期待が高まっている。一方で昨季もチームトップの64試合に登板しており、ファンの間では登板過多による来年以降への影響を心配する声も絶えないが、平井は「チームが勝てるのであれば無限に何連投でもします。今年ダメなら来年はない世界なので、一年一年ベストを尽くすだけ」と意に介さない。プロ入りが25歳と遅かった“令和の鉄腕”は覚悟が違う。