西武・赤田コーチが去就に揺れる同期・松坂を語る

2019年09月09日 16時30分

 同期としては複雑な心境なのではないだろうか…。そう思って、去就問題に揺れる中日・松坂大輔投手(38)と同じ1998年のドラフトで西武に入団した赤田将吾打撃コーチ(39)を訪ねてみた。指名順位は1位と2位。高校出身の若手として一緒に汗を流した無二の親友、いつも隣にいた“平成の怪物”への思いを語ってもらった。


 ――このところ松坂の動向に注目が集まっている

 赤田コーチ シーズンも終盤になり、そういう時期ですね。でも、この年齢で現役をやれてること自体、すごいと思います。

 ――松坂には現役を続けてほしい?

 赤田コーチ それはもちろん。大輔が投げられなくなる姿なんて全く想像できない。まだまだやれると思うし、僕らの世代を代表する選手は大輔ですし、できるだけ長く現役でいてほしい。今はもう同級生という感覚ではなく、ファンとして見ているところがあります。普段は(西武の)試合に集中していますが、大輔が投げる試合は結果がむちゃくちゃ気になりますもん。

 ――松坂と一緒に生活した若獅子寮も解体工事が始まった

 赤田コーチ 懐かしいですね。僕は最初のころは二軍が多かったのでデーゲーム、大輔はナイターが終わって夜中に帰ってくるので、意外と一緒に行動というのは多くはなかったかな。

 ――同級生ならではの当時の交流は

 赤田コーチ 大輔は車の運転許可ももらっていたので(関東圏開催のナイター後など)結構な夜中に帰ってくることもありました。一軍なので、そこまで門限は厳しくなかったとはいえ、寮の玄関も施錠されてる時間ですよ。そんな時は僕の部屋の窓をノックしてきて中に入れてあげたこともありました。あのときは柴田さん(現在の倫世夫人)に会いに行ってたのかな(笑い)。

 ――入団当時に交わした会話で印象に残っていること

 赤田コーチ 約束ってわけじゃないですけど、いつか一緒にお立ち台に上がろうって話はしました。結局、実現できなかったんですが、一度、チャンスがあったんです。いつかは忘れましたが、自分の先制打が決勝打になって大輔が完封。僕は期待してたんですけど、ヒーローインタビューは大輔ひとりだけ。球団広報、気を使ってよ!って内心思いました。

 ――松坂にメッセージを

 赤田コーチ 僕だってできることならずっと現役をしていたかった。でも、誰もがいつかは辞めないといけない。それは分かっていても、大輔はあれだけのすごい選手ですし、本人がやれると思う限り投げ続けてほしいですね。