原巨人 ソラーテ造反を「他山の石」に

2019年09月09日 16時30分

カメラマンに何やらアピールをするゲレーロ

 原巨人が阪神で造反事件を起こしたソラーテ騒動を「他山の石」とする。8日のヤクルト戦(神宮)は台風15号接近のため中止となり、9日の休養日を挟んで10日から2位・DeNAと直接対決(横浜)を迎える。最短で10日にマジックが再点灯するが、その一方で「助っ人操縦法」が今後のカギを握りそうだ。

 巨人が打撃練習中の午後3時、ヤクルト戦の中止がアナウンスされた。週の前半は新潟から前橋、前橋から東京と試合後にバス移動のハードな日程だったため、中止の報にGナインにも笑顔が見られた。指揮官は「我々の判断ではないしね。従うしかないですね。何でもプラスにしないと。転んだって何かつかんで起きないとね。痛いじゃしようがないもんね」と次戦に切り替えた。

 この日、2位・DeNAが中日に敗れたため“隠れマジック”はしっかり減少。最短で直接対決初戦の10日にマジックが再点灯する。

 その巨人では一軍昇格を「モチベーションが上がらない」と拒否し退団確実となった虎のソラーテ騒動に「メジャー出身の選手はプライドが高い。ウチでも起こりかねないし決して人ごとではない」(球団スタッフ)と警戒を強めた。

 それというのも現在、4人の一軍外国人枠に対し巨人は9人の助っ人を抱えている。野手ではゲレーロとビヤヌエバが定期的に一軍と二軍を往復し調整を繰り返した。昨年7月には高橋由伸前監督との面談をゲレーロが拒否する“造反未遂”も起こったことから、最大限のケアを行ってきた。

 ファームで指導する内田巡回打撃コーチは「ビヤヌエバとゲレーロはそれぞれタイプが違う。ゲレーロはどんどん乗せてあげると調子を上げるがビヤヌエバは多少、おとなしいところがある」とその違いを明かす。

 ゲレーロは7月26日に1か月の二軍生活を終え再昇格すると好調を維持。7日のヤクルト戦でも19号ソロを放ち連敗ストップに貢献した。現在はビヤヌエバにマンツーマン指導を行っている内田コーチは「ビヤヌエバは昨年メジャーで20発を打った選手。技術面より気持ちの問題。言い過ぎないように気をつけている」と注意しながら指導を行っている。

 またこの日、初先発予定だった元守護神クックは、コーチ陣が課題として与えたクイックを二軍でしっかり習得。水野投手コーチは「(ヤクルト)山田哲の(連続盗塁成功の)日本記録(38回)をクックに止めさせたかった」とクイックに自信があっただけに残念がった。

 G助っ人勢の士気は現状では高い状態を維持。ポストシーズンも見据えれば二軍調整中の助っ人の力も必要となる。今後も巨人が絶妙な手綱さばきで助っ人のモチベーションを高め続けられるかどうか注目だ。