6日の広島戦(マツダ)の試合前練習中に前代未聞の“職場放棄事件”を起こし、遠征先の広島から帰阪した阪神のヤンハービス・ソラーテ内野手(32)の今後の処遇について、同球団の谷本球団本部長は7日、契約解除を視野に入れ、厳しく対応していくことを明らかにした。

 谷本本部長は「(ソラーテの)代理人と話をしてからになるが、方向性としては契約解除になると思う。結論は程なく出ます。このようなことを許してはチームが成り立たない。今回の件は重く受け止めています」と説明。「今後、ソラーテはグラウンドに姿を見せることはあるのか」との報道陣からの問いにも「阪神のユニホームを着て(グラウンドに立つこと)はない」と明言した。

 ソラーテは6日に帰阪したが、7日に兵庫県内の鳴尾浜球場で行われた二軍全体練習にも「行かせていない」(谷本本部長)とのことで、このままタテジマを脱ぐことがほぼ確実な状況となった。

 ソラーテは6日の広島戦に一軍昇格を前提にマツダスタジアムに姿を現したが、「モチベーションが上がらない」との理由で試合出場を事実上“拒否”。その日のうちに広島を離れ帰阪していた。