原巨人 菅野抹消で…投手だめなら打ち勝つ

2019年09月06日 16時30分

登録を抹消された菅野

 巨人は5日の中日戦(東京ドーム)に2―3の逆転負けを喫し、今季2度目の5連敗。2位・DeNAも敗れたためゲーム差は2.5のままだが、不安は尽きない。大黒柱の菅野智之投手(29)がこの日「腰痛」のため登録抹消となる一大事が発生。エース離脱で先発陣はますます切迫し、チーム内では手薄な投手陣をカバーするべく攻撃力の徹底強化を唱える声も上がっている。

 首位にいながらも、Vへの道がかすんできた。7回に代打・ゲレーロのソロなどで2点を先制したが、救援陣が誤算だった。8回から登板した中川がピリッとせず、1点を返されてマウンドを降りると、二死二、三塁でバトンを渡されたマシソンが福田に逆転の2点適時二塁打を許し、7回無失点、1安打に封じた先発の桜井の9勝目も消し飛んだ。

 2夜連続の逆転負けに、原監督は「今まで通り、切り替えること。みんなで戦っているわけですからね」と表情を変えることはなかったが、チーム状態は悪化の一途をたどっている。

 前日(4日)に2回4失点で緊急降板した菅野はこの日、本拠地に姿を見せるも登録抹消に。再登録できるのは最短でも15日の阪神戦(東京ドーム)からで、同じく抹消中のメルセデスも14日、今村も12日からとなる。今後の先発陣のやりくりは、さらに厳しさを増しそうだ。好投した桜井らは中4日で回る可能性もあり、開幕時はクローザーだったクックも8日に来日初先発する見込みとなった。

 他にもリリーフからの緊急配置転換でローテを穴埋めしていく可能性もあるが、いずれにしても先発要員の負担は増し、万全の状態で登板できるとは限らない。そこでチーム内で語られる“援護策”が攻撃力の徹底強化だ。

 チームスタッフの一人は「極論を言えば、投手で抑えられなければ、取られた以上の点を取れる攻撃陣を揃えるのも一手」。そのキーマンとなるのは二軍暮らしが続くクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(28)と中島宏之内野手(37)だという。

「2人とも二軍の成績はサッパリですが、助っ人やベテランの数字はアテになりません。一軍に呼ばれれば、それを意気に感じて変わるものですから」(同)

 ビヤ砲は5月末に再昇格した際の二軍成績は打率1割8分9厘だったが、復帰2戦目(6月1日、中日戦)で同点満塁弾を放ち、同4日の楽天戦では劇的な逆転2ランもかっ飛ばした。好不調の波が激しく長続きはしなかったが、助っ人の“突然変異”はチームに勢いをもたらした。

 5日時点で、体調不良も抱えるビヤヌエバは二軍でも4試合連続で出場しておらず、打率は1割8分1厘、同じく二軍戦で3試合連続無安打の中島も2割4分5厘。低空飛行だからこそ、その“見返り”も期待大というわけだが…。

 10日から7連戦を控え、シーズン佳境で窮地に立たされた原巨人。百戦錬磨の指揮官の手腕が注目される。