パ首位なのに…ソフトBにはMVP候補がいない

2019年09月03日 16時30分

最右翼?の千賀

 残り21試合でパ・リーグ首位を走るソフトバンクで、チーム内から「MVP候補なのは誰!?」との素朴な疑問が噴出している。もちろんリーグVが前提の話だが、今季は主力に故障者が出て、年間を通じて戦った選手が少ない。チーム関係者は「これが西武なら候補者が何人か挙がる感じですけど、ウチだと文句なしと言える選手が現状いなくて難しい」と話す。

 強いて挙げるなら、最右翼は投手陣で唯一、規定投球回数をクリアしているエースの千賀だろうか。しかし、7月以降は3勝5敗、防御率5・23と急失速。奪三振のタイトルこそ確実な状況ながら11勝は日本ハムの有原に2差の2位で、防御率3・09も有原の同2・29に大きく水をあけられている。

 野手では打率2割7分1厘、30本塁打、76打点のデスパイネか、チームただ一人の全試合出場で打率2割6分5厘、26本塁打、66打点の松田宣が候補だが、いずれも決め手となる数字がない。そもそもリーグMVPどころか、同様に記者投票で決まるベストナインの候補でさえ、現状ではDH部門のデスパイネぐらいしか名前が挙がらない。

 突出した成績の選手がいれば、Vチームに限らずMVPが選ばれることはある。前出の関係者は「ある意味、この状況でもチーム力で勝ってきたというわけですけどね」とも言うが、首位チームにしてはちょっぴり寂しい話題だ。